アリス・イン・ワンダーランド

えーっと、クライマックスで寝てしまいました・・・寝不足だったこともあるけど、最初から最後まで退屈だったな〜。ティム・バートンってこんにダメだったっけ??

文句をつけたいところがありすぎて何から書いていいのやらだけど、以下箇条書きにて。

○ヒロインが微妙。まったく色っぽくないのは狙いなんすかね。アリスのような話にああいう「幼げ」なヒロインをキャスティングする安直さってどうなのよ。

○ドラッグ効果がうすい。3Dじゃなかったからかもしれないけど、CGも感心しなかった。どっかでみたような映像のコラージュにしかなりえてなかったと思う。極彩色の茸とか、こんな感じでしょ、みたいな安直さが端々に。編集のテンポもかったるいしさ〜。なんか無駄にワンカットが長いんだよね〜。

○てか、白い王女って、あれひどいでしょ。わたしは殺生はしないことにしたの、とかいってヒロインには命をかけて戦わせる。なにそれ。あんたどんだけ偉いわけ。ある意味、赤い王女以上にむかつくんですけど(白い王女なんて信用しちゃだめってオチなんだったら、それはそれでアリだと思うんだけど、そうじゃないからな〜)

○てゆうかメッセージそのものが気に食わねえ。額面通りに受け取れば「与えられた運命を生きてちゃだめ、自分の人生は自分で切り開いていかくちゃ」ってことなんすかね。いやまあそれはいいよ。いいかも。でも浅いよな〜。小学生の道徳の教科書じゃあるまいし・・・「映画」でそこまで「まっとう」なこというんだったら、それなりの深みをつくってもらわないと・・・

○もうジョニー・デップティム・バートンのコンビはやめたほうがいいんじゃないの。たくさんいるデップファンには申し訳ないけど、ジョニー・デップもぜーーーーんぜん魅力的にみえませんでした!!あのダンスはさすがにひどいでしょ。引っ張って引っ張ってあれですか。観てないから知らないけど、矢島美容室のミュージカルシーンって、きっとあんなニュアンスなんだろうなと思った。監督と役者の関係が弛緩してる。


てなわけで久しぶりにダメ映画を観たってのが正直な感想なんですが、えーっと僕、disりすぎですかね(苦笑)

でもこれが正直な感想なんだから仕方ない。クライマックスで寝てしまったのは、これもまたえらくステレオタイプで安直な「ラスボス」がでてきちゃって、なんかすげえがっかりして、どうせ結末は・・・って感じになってしまったことによる。映画館で観たかった映画をちゃんと映画館で観れたこと自体は幸せだったんだけど、ちょっと作品としてはひどいと思った。

でも観たことはまったく後悔してないよ♪
宇多丸師匠じゃないけど、どうやって「ひどい」と思う映画を観ることによって、逆に「大好き」と思える映画の良さが際立ってきたりもするから。。。

観れて良かったです!