2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2016年

毎年終わってしまえばあっという間の一年。でも今年は長かった。 1月には久しぶりの海外、フランスでWood Furniture Japanの展示。テロ直後で渡航するのにもすったもんだあったけど、エマニュエル・ムホーさんの会場構成は大変素晴らしく、充実感のある仕事…

ドント・ブリーズ

ジャンル映画として最高の出来。登場人物の説明もほどほどにさっさと本題に入る感じとか、ほぼ家一軒の中だけの話でおそらくは制作予算も大変にリーズナブルであろうこととか、それでも斬新なカメラワークと、いやーなタイミングで、いやーなものを見せなが…

天皇杯 FC東京1-2川崎フロンターレ

今年最後のサッカー観戦になりました。単体の試合としては、とにかく前半の出来が悪すぎたということかと。徳永があんな調子なのにはもう慣れてしまったけど(そんなことでいいのかとは思うけど)、丸山はなんだったんだ?? まあ調子の悪い日もあるとは思う…

ヒトラーの忘れもの

とりあえず「ヒトラー」とつけとけばキャッチーみたいな邦題はいかがなものか。とはいえ、映画自体はとても厳しく、とても真摯なものでした。 地雷と映画の相性の良さ、とか言うと不謹慎なのですが、「ノーマンズ・ランド」を観たときにも感じたけど、低予算…

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

ハリウッド版ゴジラのギャレス・エドワーズが監督。ということで、きっと誠実な映画なんだろうと予想しておりました。予想どおり、スター・ウォーズへのリスペクトのうえに、現代的なセンスを取り入れた秀作に仕上がっていたと思います。スター・ウォーズは…

シネマランキング2016

まだ「ローグワン」観てないけど、恒例の今年の映画ふりかえり。例年どおり、映画館で観た新作限定です。今年は大傑作がいっぱいあってほんとにランキングが大変かも。。12月25日改定(ローグ・ワン、ヒトラーの忘れものを追加) 12月29日改訂(ドント・ブリ…

聖の青春

将棋好きとしては観ておかねばならぬ作品ということで、割と公開してすぐに観に行ったんだけど、これのレビュー(というほどのものではない観覧記だが)を書くのを失念していた。良作揃いの本年の日本映画のなかで、これもまた良くできた秀作だった。将棋フ…

彷徨える河

ドイツの民族学者。アメリカの植物学者。実在したという二人の探検家が、数十年の時を経て、それぞれにアマゾンを彷徨う。ドイツの民族学者を案内した先住民族の生き残りの青年は、老齢を迎え、アメリカの植物学者に出会う。失った記録をたどるように、再び…

灼熱/灼熱の太陽

長い紛争を経験したクロアチアの映画。紛争勃発直前の1991年、終結直後の2001年、そして現代の2011年。3つの時代の3組の男女の悲愛を、同じキャストが(それぞれ一人三役で)演じる。市井の人々の、小さな日常から戦争(紛争)を照射するという意味では「…

この世界の片隅に(追記版)

ほんとうにこの映画は大変な傑作で、素晴らしいレビューもたくさん出揃ってきて、公式ガイドブックやら絵コンテやらサウンドトラックやらも買い揃えて、毎日毎日twitterで「この世界の片隅に」を検索するのが楽しくて仕方ないという。マッドマックス以来の熱…