ワールドカップ雑感2

日本とパラグアイの試合は奈良で観た。
ほんとはホテルに戻って一人で絶叫しながら(もしくはつぶやきながら笑)観たかったけど、その夜ご接待していた人たちは帰してくれず。それでもテレビがあるところでって希望だけは聞いていただき、場末のラーメン屋の小さなテレビでウーロンハイ飲みながら観た。パーテションが邪魔で、座高をあげるべく正座しながら見てたら同行者たちに笑われた。

延長になったときにホテルに戻ったけど、試合はほんとうに誇らしい内容だったと思う。日本は間違いなくトーナメントを戦うにふさわしいチームだった。こんなに良い雰囲気で帰ってきた代表をみたのは初めて。笑顔の帰国会見にもとても癒された。素晴らしいチームに改めて拍手を。

****

今朝のウルグアイとガーナの試合は前半の途中から。
もうなんといっていいのやら。。

ギャンはもう名前からして最高で(ジオン!!)、強くて速い、大好きなタイプのフォワードだ。いかにも無骨で不器用そうな顔もたまらん。試合終了後に泣きはらすギャンを観てたらこちらまで涙がとまらなくなった。あれだけ死力を尽くしたあとに、あのシーンでPKをはずすって、、、いったいどれぐらい悔しいものなんだろう。その直後、PKの一本目を任されるのってどんな心境なんだろう。そして外した直後だというのに、あの一番難しいコースに蹴る勇気。ギャンのみならず、ガーナは実に勇気あふれる、戦術的にも洗練されたチームで、狡猾で試合巧者なウルグアイの頑張りにも感動したけど(普段からブラジルだのアルゼンチンだのとしのぎを削ってるからこそ、あれだけ最後までハードワークができるチームができるんだよね、色男フォルランフリーキックは絶品だった)、やっぱりオランダとガーナの対戦が観たかったな。

それにしてもPKは残酷すぎて観るのがつらい。

****

そのほかではやっぱり同じ日におきたイングランドとドイツ、メキシコとアルゼンチン、二つの試合での誤審が印象に残るかな。誤審はサッカーにはつきもの・・・とはいえ特にイングランドにとってはつらい誤審だったよね。あれがあってもなくても実力・内容ともにドイツが圧倒してたとは思うけどさ。。

それにしても無理に前がかりにくるイングランドの息の根をあっさりと止めて見せたドイツの強さたるや!!まったくもってかわいげのない奴らだ(苦笑)。

今回のドイツが個人技術的にもチーム戦術的にも図抜けた実力を持っていることは認めざるをえないけど、「完璧に強い」「危うさのないチーム」がどうしても好きになれない天の邪鬼としてはもう断然アルゼンチンを応援しちゃう。ああ、ディエゴ様。どうかあの強い強いドイツを出しぬいちゃってくださいまし!!

てなわけで、今日は全力マラドーナ教モード(笑)

いつも飲み過ぎて寝落ちしてしまうことを反省し、今日の晩酌はビール1本以内とすることをここに固く宣言しつつ、筆をおきたいと思います。まる。


今日こそきっとメッシが決めるよ。