FC東京0−1大宮アルディージャ

久しぶりのスタジアム。一人だったこともあり遅い時間にのんびりとG裏に向かったらおバカな人たちがピラミッドつくってたよ。そのままおバカな人たちとG裏になだれ込み、これまで久しぶりに90分間死ぬ気で応援。

勝てなかったね〜。その事実だけが重くのしかかる。

前半はこれまでなりを潜めていた「縦」の早さがある、大熊さんらしいソリッドなサッカーで大宮を圧倒した。両翼をドリブルで駆け上がっていく石川やリカを観てると、はじめて大熊さんの東京に出会ったころの興奮を思い出した。ああ、こうやってがむしゃらに走ってる東京を好きになったんだよな〜ってね。サイドバックがボールホルダーを追い越して行くシーンが何度かあったけど、あれがたぶん(すくなくとも当面の間は)大熊さんのやりたいことなんだろうね。そこで時間つくりつつ真ん中に人数をかけてセンタリングに飛びこむ。シンプルだけど効果的な「形」。

ただ「形」は何度かできたものの、結局のところ「点」は取れなかった。当たり前のことなんだが、どんだけ攻めても点が取れなければ試合には勝てない。そして暑い中消耗の激しいサッカーにかけたつけが後半に回ってくる。森重がもっとも顕著だったが、全体に運動量が落ち、ものすごくラッキーな判定があったあたりから・・・

結果としては大宮さんの術中に見事にはまってしまったという感じ。大宮はきっと無理して勝負してくる東京の攻撃に耐えきれれば後半には勝機ありと踏んでいただろうし、多少押し込まれても耐えきれる自信もあったのだろう。監督交代という劇薬を打った直後だという意味からも、直接の残留争いの相手から取りこぼしたという意味からも、そして何より、どうやったら勝てるのか、点が取れるのか分からなくなってるチームを「変える」きっかけを(またしても)掴み損ねたという意味からも、痛すぎる敗戦。

今日の前半には光明もあったと思う。というか、普通にサッカーやれば相手を圧倒できるできるだけの力はあるんだよな。うちの場合。。いまは色々迷ってるだけ。。

しかしいよいよもって迷っている時間がなくなってきた。残りはあと10試合。いつかきっと・・・じゃ間に合わない。実力はあるんだとか寝ぼけたこと言ってる場合じゃない。いろいろ個々に文句いいたいこととか選手とか・・・たくさんあるけどそんなん言ってる場合じゃない。

次の湘南戦。何が何でも点を取ろう。そして勝ち切ろう。

試合終了のホイッスルから選手たちが引き上げて見えなくなる最後の最後まで歌い続けた僕らの気持ちがチームに届いていますように。