空虚の形態学

収蔵作品を使いながらさっとつくった展覧会、なんだろうけど、キュレーター(この展覧会では鈴木勝男さん)の学術的な関心事がきちっと表出されていて、好感を持ちました。
この企画単体で魅力がある(集客力とか事業性という意味でね)かどうかは疑問だけど、自分の関心を全面に押し出した展覧会をつくれるってのは、学芸員にとってはモチベーションになるだろうなー。マスターベーションじゃねえかって批判も可能かもしれないけど。。岡本太郎みたいな集客力のある企画とあわせて、こういう小型の展示をさっとつくれるところに、資金という意味でもスペースという意味でも国立施設ならではの余裕を感じます。