水・火・大地 創造の源を求めて

熊本に帰省したときにみた。帰省そのものの顛末はmixiに書いてます。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1736466020&owner_id=1518308

で、その時に観た熊本市現代美術館の企画展。JR九州の開通記念展示だそうだ。http://www.camk.or.jp/event/exhibition/water-fire-earth/

熊本でいつでも現代美術が観れる時代、ってことにまずはびっくりするけど、そんな土地柄に配慮したのか、特別な展示ということで気合いを入れたのか、杉本博司千住博など、いわゆるビッグネームを並べた企画展。普段、現代美術を観ない人にも観やすい展示を意図したんだろうな〜。

で、ビッグネームを並べただけあって、とても安定感のある、安心して観られる展示会でした。中でもアンディ・ゴールズワージーは良かったな〜。たぶんちゃんと作品をみたのは初めてだと思うけど、アートが生み出す極端な違和感が、自然そのものの美しさを対比的に引き出している。イギリス人らしいセンスを感じる作品だった。

ただ、展覧会の主旨に「熊本にゆかりのある水(豊かな地下水)・火(阿蘇・不知火)・大地をテーマとした展覧会」とあるけど、熊本と関係のある作品って一個もなかったような・・・熊本の美術館なんだから熊本の作家を紹介、みたいな安易なローカリティに陥るよりはましだと思うけどさ。

別に無理やり「熊本」とか言わなくていいじゃない??と思いました。