Rマドリード 4-1 Aマドリード

名手、カシージャスがやらかしてアトレティコがしてやったりの先制。とはいえゲーム全体としては、攻めるレアル、守るアトレティコの構図が明確で、特に後半に入ってからは完全なワンサイドゲームに。それでも、まさに注文通りとばかり耐え続けるアトレティコの感動的な守備。あと数分で掴めたビッグイヤー。しかし後半ロスタイムにレアルが意地をみせる。セットプレーからの見事なヘッダー。がっくりとうなだれるアトレティコの選手。サポーター。シメオネだけは「諦めてない」とばかり選手を鼓舞するものの、、、あの時間に、あのチームに追いつかれてもう一度立て直すのはさすがに難しい。終わってみれば4−1。力通りの結果というほかないだろう。

やっぱり金持ちは強い、、、とかぼやきたくもなるが、試合を通して組織としても個人としても超絶的な粘りを見せたアトレティコと、その粘りをあの手この手で攻略しようとするレアルの攻撃が拮抗した好ゲームだった。判官びいき、そしてシメオネのダーティヒーローっぷりにぐっときてしまうボンクラサッカーファンとしては、アトレティコにあのまま粘りきって欲しかった気もするのだが、あの時間に追いつけるレアルはやっぱり立派だとも思う。眠さに耐えながら観る甲斐のある試合だった。どちらのチームにも祝福を。