フレンチ・ウィンドウ

副題は「デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」ということで、フランスの現代美術コレクター団体「ADIAF」が主催する「マルセル・デュシャン賞」の受賞作、デュシャン本人の作品などを中心に構成された展覧会。震災で一部の作品が未完成、あるいは未到着のまま開催されています。というか、開幕自体が2週間ぐらい遅れたのかな。
実は今、東京で夜もやってる美術館って森美術館ぐらいで、もうひとつ先に告白すると、この展覧会にはあんまり期待してなくて(いかにも苦手な方向のフランス現代美術な予感があったのですね)、それでも行ったのは、まあほかに美術館が開いてないからですね、はい。
で、実際にみた感想ですが、やっぱりあんまり好みじゃないかも。冒頭のデュシャン本人の作品、展覧会のタイトルにもなっている「デュシャンの窓」がまずあんまり好きじゃない。ああいうコンセプト一発ものの作品って、あんまり興味がもてないんですよね〜。コンサバですいませんって感じですが、、、理知的なユーモアっていうの、いつの頃からか思い出せないけどそういうのが苦手になってしまいました。目玉(であろう)サーダン・アフィフ 「どくろ」がまだ展示できてないとか、色々不運もあるとは思いますが、あんまり楽しめなかった。
ちなみに同時開催のMAMプロジェクトの田口行弘さん、こちらは楽しかったよ。本人がいて黙々と木版刷っていらっしゃいました(笑)。コマ撮りの映像は大好物!手間ひまかけてばかばかしいことやる人大好き!ユーモアのセンスとしても僕としてはデュシャンより上だと思うな〜(専門家の皆様に怒られそうw)