FC東京1−0ザスパ草津

ハーフコートにもほどがある。塩田が居眠りしちゃうんじゃないかって心配になったよ(苦笑)
最終ラインはもちろん、二列目ワイドまで完全に引いて、前目に残ってるのはワントップだけ。ぐらいまでならもう見慣れてきたけど、草津はそれに加えてプレーが荒かった。名前分かんないけど、ボランチでキャプテンマークつけてた人とか、8番の外人とか。でもまあ実力に差がある場合にあえて「サッカーをつぶしにいく」のは世界中どこにでもある作戦だし、それはそれで弱者が強者に立ち向かうことができる、サッカーという競技の魅力の一部ですからね。一時期のビルバオとかさ、ほんとに悪質だったけど、あれはあれで感動できたもんな〜。あえていえば、草津はそこまでの悪漢ではなかったってことか。あと残ってるワントップが8番で、こちらのセンターバックが今野と森重だとさすがに分が悪いわな^^
このところの東京の強さの秘訣は、明らかにJ2には規格外なこの二人のセンターバックによるところが大きい。森重のフェイントはこれがJ1に上がった時に通用するのか(=楽にサッカーをやる癖がついてないか)不安なところもあるけど、最終ラインで相手を一枚はがせると、中盤がぐっと楽になるのも事実。足元はほんとに上手いよね。今野の盤石ぶりはもうあえて書くまでもありません。相手FWと1対1の競り合いになった瞬間に、スタジアム全体がもう大丈夫みたいな空気になるもんねww。あれは良く考えるとすごい。
前線はあれだけ引かれるとさすがにきついけど、それでも良くやってると思うな。特にセザーと谷澤は献身的で良いと思います。出来ればもうすこし縦のポジションチェンジを意識するといいかな。草津がワイドなまま引いて、サイドまでスペースを埋めている分、バイタルでの縦の入れ替わりには着いていけてない印象があったからね。まあ梶山や草民にしろ、羽生にしろ、そこは分かってるけどファウルで止められるからやりにくかったってことでしょうけど。
まあなんにせよ、あの難しい展開のなかでしっかり勝ったのは評価できると思います。あれだけ攻めてPKの1点だけかよ!もっと点取れよ!もっとスカッとする試合が観たいぞ!!って気持ちも分かりますけど、そういうごちそうは上位勢との対決に取っておきましょう^^