栃木SC 2-1 FC東京

今週は夏休みをとっておりまして、ネズミの国にいったり、箱根にいったり、中日には一人で映画みたり、社会人になって初めてといっても過言ではない一週間の休みを堪能していたわけですが、締めくくりはテレビでの試合観戦。
試合前に「黄色はなぜか苦手だけど気にしない!」みたいなことをtwitterに書きましたが、終わってみれば、またしても黄色にやられてしまったわけで。。
栃木は東京に勝つためにやるべきことをしっかりやりきった。梶山と高橋のところに強くプレッシャーに行く。できればそこでボールを取りきる。だめならサイドも含めてリトリート。スペースを埋めつつ、無理に飛び込まず、人数をかけて真ん中で跳ね返す。で、サイドバックの裏を起点にカウンター。
たぶんどのチームも基本的には同じことを狙ってるんだと思うけど、先制点がとれたこともあるだろうか、栃木はそれを90分間、自信をもってやり続けたし、何より他チームと違うのは、それなりに決定力のある「個」が何枚か揃っているということだ。
今日の試合をみていてちょっと思ったのは、これは来年J1に上がれたとしても苦労するだろうなということ。今の東京は、チームのディシプリンとか、戦術とか、そういうものではなく、個人の力で勝っているところが大きい。固定メンバーでやれているときは試合のなかで培った連携でボールも動くし、点もとれるけど、例えば今日もそうだったように、「いつもの」先発メンバーから一人でも変わると途端にボールの動きが悪くなるし、交代メンバーが入るたびにサッカーのクオリティが下がってしまう。そしてこの試合で分かったのは、必ずしも「個」で圧倒できない選手が相手チームに何枚かいるだけで、まあ試合の流れとか、ピッチの状態とかもあるにせよ、勝ちきれない試合、相手チームばかりが良く見えてしまう試合になってしまうということだ。当たり前の話だけど、J1にあがれば個では圧倒できない相手も増えるわけで、そのとき東京がどういうサッカーをやるのかなと思うと、ちょっと暗い気分になってしまうわけです。
とはいえ何はともあれ今年の目標はJ1昇格。一番いけないのは同じ相手に二度やられることですよね。そういう意味でも最後の最後に一点とれたのは良かった。次は圧倒して勝ちたいね。二度と勝てる気がしないってぐらいに圧倒したい。