FC東京3−2名古屋グランパスエイト

冷たい雨の中迎えたホーム開幕戦。前回の試合の感想でも書いたとおり、ここを乗り越えればかなり楽しみなことになるんじゃないの、と期待して到着したスタジアム。しかし前半、そんな期待の裏にあった不安が表にでてきてしまう。

名古屋の強いディフェンス、ポストプレーに対して、なぜか遠慮がちな東京。あれは多分、実際に身体と身体で当たってみて、これまでとは違う相手の力を感じてのことだろうけど、それにしても「びびってる」としか言いようのない、腰のひけたプレー。ケネディには前こそ向かせないものの、常に余裕のボールさばきをゆるし、たまにこちらがボールを持てるところがあっても相手に少し詰められただけで慌てて横パスに逃げる始末。シンプルにやるのと逃げパスは違う。途中、20分ぐらいかな、こちらのペースでやれた時間もあるけど、隙を見逃してくれない玉田の一発も含めて完全に相手の試合。

ハーフタイムに入ったところで「びびらず戦えよこら」「やれてる時間帯もあったから後半に期待」と呟いたのだが、どうやらそれはロッカールームでも同じだったようで。もちろんポポヴィッチTwitterに呟くのではなく、選手に直接怒鳴り散らしていたわけですけどね(笑)。同時にみた友人の呟きには、ハーフタイムの修正力に期待できるのが去年との違いともありましたが、さて。

後半、「そこだそこ、そこで負けるな」と叫ぶ。中盤、ルーズになったところでの一対一での局地戦。森重が強いコンタクトでボールを奪い、すぐさま縦につける。相手や時間は覚えてないけど、それでやっとスイッチが入った気がした。逃げ腰だったボランチセンターバックの4人が自信を取り戻し、前を向いてプレーする。名古屋が吉村を下げた影響もあるだろうが、梶山のところがルーズになり、気持ち悪いキープ力が効き始める。こうなるともう時間の問題。

3点はどれもとても美しいもの。3点目の梶山のスルーパスも鳥肌ものだったけど、前半特に出来が悪かった、というか弱気なプレーが多くてスタジアムをいらいらさせていたアーリアが取れたのも良かったよね。もってるね〜、は〜せがわ、あ〜りあ、じゃす〜る、じゃす〜る(あのチャントは耳に残りますね〜笑)

終盤1点を返されたものの、米本、平山の復活まで見れてお腹いっぱい、胸いっぱい。超濃厚な2時間。面白かったー!!

月並みだけど、やっぱりJ1はいいですね。こんなに強い相手とやりあうことができるんだもの。個人的にはレッズ時代含め、闘莉王から点を取るのは特に気分が良いのですww(←ある意味褒め言葉ですよ、これ)

火曜日にはもう次のACL。相手は予選リーグではおそらく最強の相手。わくわくがとまりません(笑)