サシャ・プレイズ・ポランスキー

イメージフォーラムで開催中の「ポーランド映画祭2012」。金曜日の夜に「サシャ・プレイズ・ポランスキー」を観てきた。

サシャ(Sza/za)はポーランドで活躍している二人組の前衛音楽ユニットだそうで、彼らが無声で上映される初期ポランスキーの映像に生演奏で音をつけるという趣向。見始める前は、わけのわからん(悪い意味での)前衛なものを見せられるのかしらと思ったわけですが、思いのほか分かりやすく、キュートな仕上がりで、とても良かったです。

まずはポランスキーの映像がね、やっぱり特別な才気を感じるのです。なんだろうね、ひとつひとつのカットバックとかがいちいちかっこいいんだよね。引き寄りのバランスとかもね。いちいちかっこいい。

そしてそこに組み合わされるサシャの音楽(音)の付け方もね。こちらはいちいち過剰だったりするんだけど笑(ドアが閉まる音とか、足音とか、聞こえそうな音は一通り全部再現しないと気がすまないみたいな笑)お二人のキュートな人柄もあって微笑ましく観れましたよ。音のセンスも良いしね〜。サシャ、好きになっちゃったよ♪ 勢いでCDも買ってしまったけど、とても良いよ。

やっぱり僕、東欧、特にポーランドとかチェコとか、ああいう北に海がある人たちのセンスが好きなんだな〜と思いました。光線の捉まえ方に独特のセンスがあるよね。

映画祭は来週日曜日まで。「水の中のナイフ」や「地下水道」の上映もあるようなのでそれもぜひ観たいと思います。