レ・ミゼラブル

ゴージャスな映画でした。冒頭の大きな船の修理ドックからしてすごいんだけど、なんだあれ、どうやって撮ってるんだろう。

お話としては原作からしてあまり好きじゃなかったりするんだけど(好きじゃないというか、あまりにもキリスト教教義色が濃いのがね、やっぱりどっか引いてみてしまうのです、、、)、それでもやっぱりあのラストは感動しますわ。エンドロールに入ったところでスタンディング・オベーションとかしたくもんね。うっかり泣いちゃったし(苦笑)。

役者はみな素晴らしかった。アン・ハサウェイはホントに良いなあ。コゼット役の子は透明すぎて好みのタイプの役者さんではないけど、大健闘だよな〜。皆さま絶賛されているヒュー・ジャックマンラッセル・クロウもさすがでございました。若手も頑張ってたし、サシャも良かったよね。なぜか僕、一瞬ハビエル・バルデムと間違えてたけれど(ひょっとしてちょっと似てるのかな、濃いめの顔とか、濃いめの演技とか)

お話、作品のトーンともに、好みかと言われると微妙な一本。僕にとっては飲み込みづらいエピソードもたくさんある。しかしこれだけの役者たちが、これだけの豪華な演出で、ドドーンと王道ど真ん中、大上段の感動物語をやるパワーはやっぱりすごい。長く生き残ってきた物語は強いね。そんなことを思いました。