FC東京3-1鹿島アントラーズ

ナビスコカップ予選リーグ初戦。まだまだレギュラーメンバーでの戦い方もしっくりこないなか、太田、森重、千真の3人を除く9人を入れ替えての試合となった。

私が会場に着いたのは前半20分を過ぎた頃。実はスコアボードをまったくみておらず、すでに2点をリードしていることに気付いたのはハーフタイムになってから(なんとなく0-0だと思い込んでた)。ただ、中盤の仕事量がリーグ戦のメンバーよりはるかに多く、その溌剌としたサッカーにはとても好感を持った。千真と平山のツートップ、河野のトップ下の形だと思うが、その後方に入った米本と羽生のセンターがよく働くこと働くこと。野澤も地味ながら難しい仕事を黙々とこなしており、センターバックに入った吉本もダヴィをきっちり抑えこむ。期待できるメンバーだとは思っていたけど、ここまでやるとは!!

そして2点リードを知ってからの後半。鹿島相手の2点差にはあまりいい思い出がないのだが、そんなトラウマもなんのその。20分すぎに美しいゴールが生まれる。米本が刈り取ったボールを武藤がサイドでためて、その内側(!)を追い抜いた陸にはたく。ワンタッチであげたクロスがニアに飛び込んできた三田にぴたりとあって、佐藤の頭上を抜くヘッダーがネットに突き刺さる。

後でリプレーでみた2点目のワンタッチの連続も美しかったが、この3点目をスタジアムで見れたのは幸甚というほかない。未来の東京をしょって立つであろう若武者三人による電光石火のカウンター。直後に1点をくらってしまったのは苦笑ものだが、それもまたかわいく見えるぐらい、この点は嬉しかった。

これで次の試合が楽しみになったね。羽生さんの運動量と米本のボール奪取能力は、明らかに現リーグメンバーより上質。個人的に三田は大好きなので、米本と三田、あるいはアンカーに米本で羽生と三田のハーフとかも見てみたいが、東を信頼しているマッシモはどうするか。前の3人についてもツートップ+トップ下の構成がよく機能していて、エドゥーと平山のツートップも見てみたくなったけど、さてはてどうなるか。

次はクラシコだ。