サウルの息子

下手したら今年のナンバーワンがもう出てしまったかもしれない。

スタンダードサイズ。被写界深度の極端に浅い画像。ワンカット風の演出。すべてがこの映画のテーマにとって必要不可欠なものであり、これこそが「テーマと表現が結びつく」ということだと思う。

誤解を恐れずにいうが、僕はこの映画を「美しい」と思う。芸術だ。