リック・ザ・キューブ 時の冒険

アンスティチュ・フランセ主催のシネマライブ。アニメーション映像と生演奏を組み合わせた舞台。会場は座・高円寺。おすすめ5歳以上。ということで、阿佐ヶ谷方面(かつ演劇方面)の旧友とそのお子様たちをお誘いしての観劇。この手のものは子供向けといいつつ抽象的だったり難解だったりしがちなんだよなー、お子様たちは1歳と2歳だしなー、大丈夫かなーと心配しながらの幕開けでしたが、始まってすぐ、クオリティの高いアニメーションと控えめな音量に安心。とってもわかりやすい、完成度の高い舞台で大満足。建築家の父と演劇出身の母を持つ2歳男子が食い入るように見ていたのも印象に残るが、そのことをことのほか喜んでいたお父さんが微笑ましかった笑。1歳男児のほうも動き回りつつも最後まで見てて偉い偉い。お子さんがいる人にはぜひ見てもらいたいなー。

座・高円寺。前広場でマルシェみたいなことやってたり、はじめて入ったけど2階のカフェのお子様対応ぶりがばっちりだったりで、地域の親子に親しんでもらおうという気持ちがはっきりと見えて、とても好感が持てた。これも知らなかったけど「なみちけ」みたいな制度もあるのね。伊東豊雄さんのシックで大人っぽい内装とやってることのアンバランスぶりがとても愉快♪

劇場の雰囲気は建築でつくられるのではなくて、使う人たちの気持ちでつくられるんだなーと当たり前のことを再認識。それは劇場に限らず文化施設全般に言えることだよね。座・高円寺はとてもいいバランスで運営されているように思う。こういう劇場が身近にある環境で育つと自分も舞台やりたいとか言い出す子どもが増えるんだろうな。危険だ笑。

http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/rick-le-cube/