FC東京1-0横浜Fマリノス

前半は塩分濃度高く、ねむたーい試合だったのですが、その塩分の高さにたいぶ貢献しているように見えた東が38分、ムリキとのワンツーで抜け出して得点。いやー、なんだかんだで上手いんだよな、東は。この調子でどんどん見返してほしいぞ!!

ムリキ相変わらずものが違う。前半は少し控えめに見えたけど、後半、特に河野と羽生を変えてツートップになってからは完全に無双状態。ひょっとしてムリキさん、不甲斐ない東京に業を煮やしてやる気なくし気味・・・とか思ってたんだけど、前試合のチーム全体の息切れ状態を踏まえて抑え目に入ったってことなのかしら・・・

だとしたらすごすぎなんだけど、なにはともあれ案の定運動量が落ちた後半もムリキさんのおかげで大変楽しめました。試合全体の流れでいえばボコられてるんだけどね、面白かったんだよなあ、これが。おれ、マゾなのかなあ(笑)。

でもやりたいことがはっきりしてるサッカーは見ていて心地よいのですよ。攻撃的とか守備的とかほんとに意味ないと思う。というか、それによって面白さが決まるわけじゃないと思う。もちろんいつかは(それこそバルサのように)試合を通して相手を圧倒するファンタジックなサッカーを見たいとは思うけど、僕は昨日の後半のような、ひたすらに耐える試合も大好きなんですよ。耐え切った瞬間、たぶん今年の試合のなかで一番嬉しかった。感動した。

交代も的確だったよね。ツートップへの変更もサイドを埋めるという意味でよくわかるし、どうしてもスタミナが切れてしまう草民の交代のタイミングも良かったように思う。前田は競りきれないしスピードも衰えて見えるけど、篠田さんはこのチームのセンターフォワードはあくまでも前田と位置付けているんだろうね。それはそれでまわりはやりやすくなるし、悪くない選択なんだろうな。いやなところを潰し続けた秀人も立派でした。

これで篠田さんに代えてから3勝1敗。良いペースになってきたし、観ていて面白いサッカーになってきたと思う。次は名古屋かあ。あちらはいろいろ大変そうですが、いいひと東京が発動しないように、しっかり勝ちたいですね。