2017年の振り返り

今年も最終日になりました。今年もよく働いた1年でした。ざざっと振り返ると、、


1月は太田市美術館・図書館のプレオープン。4月のグランドオープンに向けてワークショップをやったり、平田晃久展、開館記念展、開館記念パフォーマンスの準備をやったり。選書作業を追い込んだり。合間をぬって技能五輪国際大会誘致に向けた基本構想を書く。


2月、平田晃久展本番。1月に引き続き太田の開館準備が佳境に入っており、太田にはたぶん10日以上いた。プラス年度末らしく書き物仕事。愛知県の基本構想はとても好評。次年度からスタートする三井アウトレットモール「@BAY」の準備作業も本格化。NDCグラフィックスさんとの初仕事。こちらは今年一番難航した仕事で、ロゴが決まるまでは胃が痛かった。


3月、太田に14日ぐらいいた(笑)。誕生日は太田で祝ってもらった。あとはスタジオタウン小山の東京フォーラムとエクスカーション、LED NEXT STAGEへのブース出展、くずはモール高橋匡太さんによるライトアップの制作、文化庁スポーツ庁観光庁が合同開催したシンポジウムのモデレーターなどなど。べらぼうに忙しい年度末。


4月。ついに太田美術館・図書館がグランドオープン。遠田誠さんが演出した開館記念パフォーマンス「オオタドン」は素晴らしい出来だった。開館記念展もとても良い仕上がりになったと思う。個人的に一番力を入れていた図書館の選書を褒められる機会が多く、ほっと胸をなでおろす。息つく間もなく年度またぎで準備してきた横浜市緑区の「森のサーカス」、三井アウトレット「@BAY」の本番準備。月末にはベイスターズのイベントにミラーボーラーさんの作品を出展。某国際事業のコンペに参加。


5月。本番が被ってしまった「森のサーカス」と「@BAY」。初日が雨で「森のサーカス」を順延、幸か不幸かふたつの本番の監理ができてしまったが、今年はダブルブッキングに悩まされた年でもあった。月末には「@BAY」の第2回。木村崇人さんの日光写真のワークショップと、So+Baのアレックス、森のサーカスでも美術を担当したレカによるハンコづくり。制作の藤村さん大車輪の活躍。某国際事業はコンペには勝ったものの、どうにもしっくりこない。


6月。太田の開館記念展の図録を入稿できたのがこの頃だったかな。図録に寄稿した文章は自分的にはとても気に入っている。これぐらいの時期からは毎年、秋の繁忙期に向けた準備作業が本格化する。横浜、緑区泉区のスマートイルミネーション、八王子フードフェスティバルなどなど。特にスマートイルミネーション横浜の協賛獲得に向けて動きまくる。


7月。太田、8月初頭にあける第2弾の企画展「本と美術の展覧会」最終準備。私は全体の構成のみでキュレーションはまかせていたが、こちらもとても良い展覧会になったと思う。どうにもしっくりこない某国際事業は降りることを決意。20年以上のキャリアのなかで自分から仕事をやめたのはたぶん初めて。


8月。「@BAY」では夏休み企画として「ひかりの縁日」を開催。中山晴奈さん率いるファーメントさんとのお仕事。6月ごろから打診されていた立川の某プロジェクトについて本格的な相談を受ける。


9月。繁忙期突入。16日〜18日、八王子フードフェスティバル。29・30日、スマートイルミネーションみどり。中山緑新栄会のみなさまと一緒につくった「幻影ウェディング」。個人的にはここの仕事はとても好き。立川のプロジェクトでは、もし私にやらせてもらえるなら、、のコンセプトとプランを提案。とても喜ばれた(と思う^^)。


10月。アブダビ出張。はじめての中東、なにかと印象深かった。スマートイルミネーション横浜の最終準備。立川のプロジェクトでアートディレクターを勤めることがほぼ決定。


11月1日〜5日、スマートイルミネーション横浜。2日には国際シンポジウム。5日にはアワードの審査および表彰式。3日、4日は「@BAY」も同時進行。9日、台湾文化センターが主催する台日連携シンポジウムに登壇。後日、毎日新聞に大きな再録記事が載る。11・12日には再びの「@BAY」。立川のプロジェクト本格始動。


12月2日。スマートイルミネーションいずみ。中旬には太田で来年開催するシドニーオペラハウスとの共同事業「Join The Dots」のリハーサル。月末に道後でひかりの実。


というわけで今年は前半は太田メイン、後半は各種本番+立川メインで動き回った。なかでも太田市美術館・図書館は3年かけて準備した仕事。思い入れ強く、これが(少なくとも現状では)成功していることはとても嬉しく思っている。あとは技能五輪の基本構想について、高い評価をいただけたことが嬉しかった。今も尊敬してやまない師匠、福井昌平さんの仕事を少しだけ受け継げた気がしたからだ。


来年からはおそらく立川の仕事がメインになるだろう。これもとても大きな、そしてやりがいのある仕事で、その成否で今後の自分の人生が決まるとさえ思う。大きなチャンスを与えてくださったことに感謝しつつ、自分がもつ経験、センスの全てを妥協なく投入したい。


あとは先輩の紹介で、来年度、横浜商科大学で1単位分の授業を受け持つことになった。これまでゲスト講師とかシンポジウムのパネリスト、モデレーターはいくつもやってきたけど、15回の講義を受け持つのははじめて。年明けにはシラバスもつくらなかればならない。


というわけで仕事に関しては今年も順調な一年だったかと思う。これもひとえに、いつも目をかけてくれている諸先輩、自分の仕事を理解し支えてくれる後輩たち、そして頼りにしてくださる仕事仲間、クライアントのみなさまのおかげ。来年も期待に応えられるよう、そして仕事を通じて少しでも社会の役に、誰かの役に立てるように、頑張ろう。