アリー/ スター誕生

TOHOシネマズ日比谷にて。予想以上に面白かった!!久しぶりの映画がこんなに贅沢な映画で大満足。

 

filmarksにはブラッドリー・クーパーもすごかったけど、とにかくガガ様がすごい!!ということを書いたんだけど、こちらではブラッドリー・クーパーの素晴らしさについて記録しておこう。最初、アメリカン・スナイパーのこととかすっかり忘れててて、この人どこかで見かけた気がするけど、きっとミュージシャンだよなあ、、、とか盛大に勘違いするぐらい、ミュージシャンにしか見えなかった。歌もびっくりだけど、ギターもしっかり弾けてますよね!最終はアテレコかもしれんけど。それにしても運指の雰囲気とかばっちりで。売れたミュージシャンが内心に抱えてしまう孤独とか、うっかりするとステレオタイプになりがちなところもほんとうにリアリティがあって。

 

ものすごくフェアな人なのに、やっぱりアリーが売れていくことに複雑な想いを抱えてしまうのもすごくわかる。。。つらいよなあ。。。あれ。。。

 

演者として凄みに加えて監督としての凄みも書き残しておきたい。あのクリント・イーストウッドが弟子扱いしている、というのもよくわかる。無駄に情緒的にならず、変に凝ったりもせず、ただただシンプルに、撮るべきものを撮る。お話の流れを深く理解している人だからこそのシンプルさ。ものすごく観やすい。2時間半近い長尺だけど、まったく長く感じない。この人、監督してもこれからももっと良くなりそうだよね。

 

ああ、それにしても。。。ガガ様のラストの歌唱はすごかったなあ(ため息)。これはfilmarksにも書いたんだけど、あのコンサートで、もし自分がバックバンドにいたらって、想像してしまって。きっと背筋が震えるなんてもんじゃないだろうなあ。ロンドン交響楽団ボレロで、感極まった演者が叫んでしまう有名なレコードがあるけど、もしあの歌のバックで自分が弾いてたら、、、それこそ叫んじゃうかもしれないと思った。

 

多くの人が指摘しているだろうけど、これはミュージカル映画です。ご覧になる方は、ぜひとも映画館で。それもなるべく音響のいい、スクリーンがでかい映画館で。日比谷はとてもよいと思うぞ。年末年始に似合うという意味でも超おすすめ。ぜひに。

 


映画『アリー/ スター誕生』予告【HD】2018年12月21日(金)公開