2014-12-21から1日間の記事一覧

リアリティのダンス

まさにリアリティが踊る映画だった。中南米文学でおなじみのマジックリアリズムとフランス的な前衛の精神が融合し、現実が踊りだす。冒頭から明らかな拝金主義への嫌悪。日本人にとっては寺山を連想するようなサーカス小屋の残酷さと美しさ。ウクライナ商会…

ホドロフスキーのDUNE

見逃した映画をいつも観させていただいている早稲田松竹。今回は「ホドロフスキーのDUNE」と「リアリティのダンス」を二本立て上映、ということで待ち構えておりました。ありがとう早稲田松竹!!ホドロフスキーってノーランの対極にいる人だよなーと。荒唐…

インターステラー

twitterだったと思うが、ノーランは映画界のカラヤンなのではという書き込みをみて「なるほど」と思った次第。超豪華なエンターテイメントをつくりあげつつ、いわゆる「映画通」には酷評されがちなノーラン。私自身も(平凡で恐縮なのですが)ヒース・レジャ…

6才のボクが、大人になるまで。

ようやく仕事が落ち着いてきて映画館に行く時間ができはじめた。立て続けに色々見てるので簡単にメモ。6歳のボクが、大人になるまで。個人的には今年ベスト級の大好きな映画だった。主要キャストは変えないまま12年間にわたって撮影したことで話題となった…