ボヘミアン・ラプソディ

晦日の朝にTOHO日比谷にて。胸アツ応援上映だったけど、ときどき拍手が起きるぐらいでみんな大人しく観てました。歌詞の英語字幕がでるのも応援上映だけなのかな。それはとてもありがたかった。

 

映画は、なるほど評判になるのもわかる。みんな言ってるとおり、ラストのライブエイドのシーンは圧巻。あれどうやって撮ったんだろう。あとこれもみんな言ってるけど、そのラストシーンのあたりではもう主役の人が本物のフレディにしか見えないってのもほんとにそのとおりで、他のメンバー、ブライアン・メイもそっくりだったなあ。この手の映画って題材になるバンドに思い入れが強いほど不満も出そうだけど、本作に関してはクイーン初心者から思い入れが強い人まで、誰もが感動できる仕上がりになっているのではないかしら。小さなライブハウスからスタジアムまで、ライブシーンがどれもこれもかっこいいという点でも画期的な「音楽映画」だと思いました。

 

ただ私の場合、、、もともとあまりクイーンに思い入れがないせいか、正直、映画としては「アリー/ スター誕生」のほうが好きです。ラストシーンのライブもアリーのほうが泣けた。なぜクイーンに思い入れがないかって、もうこれはほんとに「好み」の問題で、うまく説明できないし、しても仕方ないんだけど、私はあまりピンと来ないんだよなー。クラシックも好きなバンド仲間には信奉者も多いけどね。ちょっと暑苦しく感じてるかもなー。基本的に仰々しいからね。メロディも。アレンジも。

 

ただ一方で、クイーンだけは何者にも似ていない、とも改めて強く思いました。どんなジャンルに回収されない圧倒的なオリジナリティ。あえて似たポジションの人をあげるならプリンスとかなんだろうけど、やっぱりクイーンの前にクイーンはいないし、クイーンの以降にもクイーンはいない。それはとてつもなくすごいことだと思います。

 


映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!