JOC竹田会長の件について

ども。年始早々、辺野古のサンゴは移植しただの、勤労調査が不適切でしただの、真面目に仕事してるのが馬鹿らしくなるような話題ばかりですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今日は長くなりますが、自分の仕事とも関係が深いJOC竹田会長の件について少々。

私はそもそも(広島ならともかく)東京へのオリンピック招致には反対で、開催決定前は負けたほうがいいんじゃねぐらいに思っていたのですが、勝っちまったもんは仕方ない、いちど国際社会に約束したことを自国の都合で反故にするような無責任なことはしてほしくないし、さまざまなチャレンジのチャンスであることも確かなんで、どうせやるなら少しでも良い大会になるよう、それぞれがそれぞれのポジションで頑張ったほうがいい、うまく利用したらいいと主張しておりまして、いまも基本的にその主張を変えるつもりはありません。ありませんが、、、萎えるよねえ、正直。。。

件のコンサルタントへの委託。推定無罪の原則に立つならば現段階で「黒」と言い切るのは問題があるでしょう。ただあえてはっきり言えばIOCが(少なくともその一部が)真っ黒ってのはもうこれ世界中の人がそう思ってるわけで、日本開催のタイミングででてきたことを運が悪いと嘆くことはできても、何ら問題ないと言い張るのは難しいと思います。フランス当局がどこまでやる気なのか(竹田会長の首をとる? IOC本体まで食らいつく? 実は何もしない?)もう少し様子をみないとわかりませんが、いずれにしても国内世論はさらに白けるでしょうし、なにより現場のモチベーションがダダ下がりですよね。少しでも良い大会になるように。わりと本気でそう願ってきましたが、なんとなーくモヤモヤしたまま、ネガティブな空気に支配されたまま2020年を迎えるのでしょうか。やだなー。それ。。

私個人レベルでいうと、良くも悪くもオリンピックの仕事には関わっておらず、これといった実害はありません。ただ、ちょうどいま取り組んでいる技能五輪の競合相手がフランスなんですよねー。

そういえばゴーン氏の不当長期拘束に対する報復という推察もあるようで、僕もまあそうかもねと思いますが(てゆうかもしそうならこれ日本の検察の意固地が産んだ自爆案件ってことになりますけどね)、こういうゴタゴタが原因で日仏関係がぎくしゃくするとめんどいなーと。

私はフェアにフランスと競争したいのです。どちらの国の構想が技能五輪の未来にとって有益か、理念と内容でガチ勝負がしたいのですよ。政治的雑音が増えるのはほんと邪魔!!

まあそういうこと言うとお前は国際政治(パワーポリティクス)のリアリティがわかっとらんとか言われそうな気もしますが、どうも最近の日本、というか某首相とか、その周辺にいる某会議系の人たちを見てると、自分にとって都合のいい正義ばっかり主張して、意固地になって、結果として色々な国との関係を無駄にこじらせているように見えてしかたなく、このタイミングでフランスとそんなことになることだけは避けてほしいなーと。心からそう願っております。