2017-01-01から1年間の記事一覧

タレンタイム 優しい歌

冒頭の学校のカットから素晴らしかった。いつの時代も、どんな町でも、学校は現実社会の縮図だ。多民族国家マレーシア。さまざまな言語がまぜこぜに話される賑やかな日常、しかしそこには、まるで地下水脈のように、決して消えることのない「わだかまり」が…

FC東京1-0サンフレッチェ広島

今季二試合目のスタジアム観戦。勝ちましたよ勝ちました!!勝つってこんなに嬉しいものだったっけね。広島はすっかり見る影なく絶不調のようで、そんな相手であることは差し引くとしても高萩と梶山のボランチはとてもよかった。フィッカデンティの頃から長…

おとなの事情

【途中で激しくネタバレします、ネタバレ前にもう一度警告いれます】 春の陽気に誘われてふらふらと映画館へ。こういうことができる普通の週末を待ち望んておりました。向かったのは新宿、シネマカリテ。大好物のワンシチュエーション会話劇ということで気に…

ムーンライト

「ラ・ラ・ランド」じゃなくてこっちに作品賞を出すアカデミーには良心を感じますが、、、これは日本では流行らないだろうなあ。三人の俳優がひとりの黒人男性の人生を演じる。貧困。ドラッグ。育児放棄。人種差別。そして同性愛。深刻な社会問題を背景にし…

わたしは、ダニエル・ブレイク

久しぶりに会社を早抜けして映画館へ。これだけはどうしても観たかった。最近のケン・ローチ作品は正直肌に合わないところもあったんだけど、今回は文句なしの大傑作。ケン・ローチのフィルモグラフィのなかでも屈指の傑作だと思う。てか映画の出来としてど…

FC東京3-0川崎フロンターレ

今年度はいまだに一度もリアルタイムで試合を観れておらず、、、とはいえこの試合、一つ前のルヴァンに続き、録画で観ても十二分に楽しいものでした。ウタカいいねえ。すごいねえ。ゴール裏中心にケリーを初めてみたとき以来の衝撃という声もあるようで、い…

ラ・ラ・ランド

デイミアン・チャゼル監督の前作「セッション」は私はあまり好きじゃなく、今回も私のまわりでは一部微妙な前評判だったりもして、さてさていかがなものかと思いながらの鑑賞でしたが、、、これ僕は好きだなあ。誰もが認める圧巻のオープニング。ちょっと狙…

FC東京2-0大宮アルディージャ

出張でホーム開幕戦も立ち会えず。内容的にはぱっとしない感じだけど、結果がでているのは何より。これだけメンバーがいるからこその難しさもあるだろうけど、勝ちながらまとめていきたいですね。開幕早々、アウェー鹿島、ホーム大宮と、なぜか相性の悪かっ…

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

ちょっと危険そうな(辻仁成か!!みたいな)邦題で、あまり興味のわかない映画だったんだけど、静かな、地味といえば地味だけど、それでもぐっとくる傑作だった。とにかくジェイク・ギレンホールがとてもいい。奥さんの死に実感がわかない。あまり悲しくも…

まもなく開幕

今年も開幕戦が近づいてきた。相手は強さを見せる鹿島。今年の補強については概ね好意的。前にも書いた気がするけど、賛否両論の大久保獲得についても私は好意的です。前線がだぶついているわりにディフェンス、特にセンターバックが手薄で、バランスが悪い…

沈黙 サイレンス

マーティン・スコセッシ渾身の一作。どすんと重量級。巨匠の風格あふれる映画でした。遠藤周作の原作は残念ながら未読。ゆえに一度映画を見ただけでとこまでこの複雑な話を読み取れているか自信がありませんが、自分なりに感じたことをメモしておこうかと。…

アイ・イン・ザ・スカイ

新年2発目はこちら。こちらはうって変わってドスンと重たい映画でした。簡単にいえば大昔からある倫理問題、いわゆるトロッコ問題のドローン戦争版なのだが、軍人、政治家、それぞれの立場の拮抗のさせ方がほんとうに巧みで、考え抜かれている。どちらの立…

幸せなひとりぼっち

どうにもだっさい邦題のせいで、まったく興味がわかないというか、目にも留まってなかった映画なのだが、filmarksでやりとりさせてもらってる友人(大学の後輩、映画を観る目はとても確か!)がレビューを書いてくれてて、ようやくその存在に気付き、観に行…